コイキング【AR】080/073 SV1a

ポケモンカードの中でも、特に思い入れのある1枚が、コイキング【AR】080/073 SV1aです。ポケモンSVシリーズで初めて「本当に欲しい」と感じて手に入れたコイキングであり、ポケカに復帰してから最初に購入したBOX「トリプレットビート」に入っていた、思い出深い1枚でもあります。

このカードの魅力は、何といってもイラストのインパクトです。手がけたのは、ギラティナの印象的なカードイラストでも知られる神田シンジさん。コイキングという、一見するとコミカルにもなりやすいポケモンを題材にしながら、ここまで力強くかっこよく描けるのかと、初めて見たときは思わず息をのみました。

イラストの中で、コイキングは滝をさかのぼり、山の頂上を目指すように力強くはね上がっていきます。背景は黒を基調としていて、その中でコイキングと滝だけが鮮やかに色づく構図になっており、視線が自然と上へ上へと導かれます。この演出によって、「ただ跳ねている」のではなく、「頂上を目指している」という意志のようなものまで感じられるのが、このカードのすごいところです。

しかも、実物はかなりキラキラしていて、写真で見るよりもずっと存在感があります。ARならではの輝きが、水しぶきや勢いのある動きと抜群に相性がよく、手に取るとイラストの迫力がさらに増して見えます。コレクションとして眺める楽しさもしっかりある1枚です。

そして、このカードの面白いポイントとして、背景にギャラドスが隠れていることも挙げられます。ぱっと見では気づきにくいのですが、見つけた瞬間にカードの物語性がぐっと深まります。コイキングが険しい道を登りきった先に進化が待っているのではないか、そんな想像までかき立てられます。頂上にたどり着いたとき、そこでギャラドスになる——そう思わせてくれるのも、このイラストの魅力です。

コイキングは昔から「弱い」「跳ねるだけ」といったイメージを持たれがちなポケモンですが、このカードはそんな印象を一気に覆してくれます。弱さや未熟さの中にある可能性、そして頂点へ向かっていく力強さが、1枚の中に凝縮されているように感じます。だからこそ、コイキング【AR】は、見た目のかっこよさだけでなく、自分にとっての”ポケカ復帰の象徴”として、特別なカードになっています。

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